東の輪地区の北東端海岸に面した崖の上に、角形で中央に四角の穴があいている大きな岩がある。(東西83cm、南北84cmの大きさ、そしてその石の東寄りに20cm×28cm、深さ13cmの四角の穴がある)
天保年間(1830代)下宿村庄屋の記した「御巡見様御案内帳」には塔野輪に「硯石」がある。海手の方にあり、いわれはない、と簡単に記されている。
昭和35年以来、この石の調査を心掛けられ、48年から本格的な調査に乗り出された、郷土史家故笹川芳三氏により、この石は寺院の礎石ではなく、天台宗時代の法修山妙行寺の建立した塔の心礎石であるということを、つきとめられた。
(「ふるさと鯨波」より:
鯨波公民館・鯨波地区コミュニティ振興協議会発行)
弁慶の硯石(べんけいのすずりいし)



